「オペレーション」は主人公メンバーの入替やメッセージの表示、主人公の所持品増減などゲームの設定変更を行なうためのデータです。プログラミングやスクリプトではなく、変更したい項目を選ぶだけで設定できます。

オペレーションはほかのデータなどに指定され呼び出されたときに処理されます。オペレーションを呼び出すよう指定できる要素（呼び出せる機会）は下の表のとおりです。

オペレーションを呼び出せる機会
ゲーム開始時	「トップメニュー」の設定項目［開始オペレーション］に指定すると、ゲームを［はじめからプレイ］でスタートしたときにオペレーションが処理されます。「字幕シーンをさせるオペレーション」を指定すればオープニングの演出を行なうことができます。
クエスト受諾時	斡旋所でクエストを受諾したときに処理されるオペレーションを「クエスト」に指定できます。通行禁止になっているエリアが目的地のクエストに「エリアを通行可能にするオペレーション」を指定する、などの活用方法があります。
クエスト達成時	バトル勝利など、クエストを達成して世界地図に 戻ったときに処理されるオペレーションを「クエスト」に指定できます。「モンスターに支配されていたエリアを安全に変えるオペレーション」を指定する、などの活用方法があります。
エリア到達時	目的地のエリアに到達したときに処理されるオペレーションを「クエスト」に指定できます。エリアに到着したことを示すキーアイテムを入手するオペレーション」を指定する、などの活用方法があります。
クエストクリア （報告）時	クエストの目的を達成して斡旋所に報告したときに処理されるオペレーションを「クエスト」に指定できます。「関連クエストを自動で受諾したことにするオペレーション」を指定する、やってはいけない殺人クエストを完了したときに「ゲームオーバーになるオペレーション」を指定する、などの活用方法があります。
オペレーション 処理終了時	オペレーション自体に続けて実行するオペレーションを指定できます。物語の途中で急に年月が進む場合などで「主人公メンバーを入れ替えるオペレーション」→「主人公がいる場所を変更するオペレーション」→「滅びた街エリアを消す（既知をOFFにする）オペレーション」→「あれから３年……などとメッセージを表示するオペレーション」が続くように指定する、などの活用方法があります。

オペレーションは「概要」と「処理内容」の2つのページを設定するデータです。ただし他のデータをは違い「処理内容」ページの設定項目は「概要」ページの［処理タイプ］によって変化します。

処理タイプ ※必須
このオペレーションで設定変更する対象を選択します。処理タイプについては次項で一覧表で解説しています。

サブメッセージ
このオペレーションが実行されるときに表示されるメッセージを指定できます。

続けて実行するオペレーション ★重要
このオペレーションの処理が終了したあと、続けて実行するオペレーションを指定できます。

※オペレーションの連続実行が途切れるケースについて※
オペレーションが連続で実行されている途中でバトルフィールドに突入するとオペレーションの連続処理は終了します。従来オペレーションを連続実行するだけではバトルフィールドに突入することはありませんが、オペレーションによってエリアが「安全」から「危険」になったときに受諾済みクエストによるバトルが発生してしま うことがあります。バトルを間に挟んでオペレーションを連続処理させたい場合は、クエストの［達成時のオペレーション］を指定しましょう。

オペレーションとして処理できる要素は次の表にある9種類です。

オペレーションの処理タイプ
処理なし	ゲームの設定変更などは行なわず、サブメッセージを表示するだけの処理タイプです。「処理内容」ページに設定項目はありません。
現在位置管理	世界地図上に主人公マーカーが表示される場所を変更し、合わせて主人公マーカーの形状を変更できる処理タイプです。
メンバー管理	主人公メンバーについての変更を行なえる処理タイプです。メンバーごとに［参加状態］（加入/離脱）を変更したり、経験値を加算することができます。
金庫管理	主人公の所持軍資金や所持アイテムを増減させることができる処理タイプです。増減させた結果をメッセージとして表示させることもできます。
エリア管理	ひとつのエリアを選んで［存在知識（既知属性）］［通行状態］［安全状態］を変更できる処理タイプです。
クエスト管理	ひとつのクエストを選んで［遂行状態］［完了履歴］を変更できる処理タイプです。
文字列管理	ギルド名かメンバーの名前１人ぶんを選んで変更できる処理タイプです。 ［プレイヤーカスタマイズ］を「許可する」にしてあると主人公（No.1メンバー）の名前変更は無効になります。
字幕シーンを表示	字幕シーンを表示させる処理タイプです。
Gameover	ゲームを終了してGameover画面へ移行する処理タイプです。バトル全滅などによるGameoverとは異なり、BGMやロゴ（正方景）を指定できるので字幕シーン表示と合わせて使えばエンディングの 演出として利用できます。